「マクロミル」のノウハウがつまった「チェックリスト」を公開いたします。
精度の高い結果を得るため、こちらの「チェックリスト」に沿って回答プレビュー、回答テストをし、回答者への見え方を確認することが大切です。
「アンケート完成」を押した後でも、アンケートを告知(配信)する前は、再編集が可能です。
再編集後は、アンケートを告知(配信)する前にもう一度内容を確認しましょう。
◆目次
■チェックリストのダウンロード
■チェック項目一覧
■チェック項目の解説
■チェックリストのダウンロード
チェックリストのダウンロード
■チェック項目一覧
【A】万人が回答できるか
【B】回答形式
【C】質問の順番
【D】質問文
【E】選択肢
【F】誤字脱字
【G】全体のボリューム
■チェック項目の解説
【A】万人が回答できるか
回答者が必ず全員回答できるアンケート設計にします。
1.万人が回答できるタイトルか
・・・子どもがいない方も答えられるタイトルにします。
2.万人が選べる選択肢があるか
・・・子どもがいない場合や、その他の動物が好きな場合のための選択肢を追加します。
3.万人が回答できる設計か
・・・修正後は、質問を2段階に分け、2問目が該当する方のみに表示されるよう設定しています。
※質問オプション(ロジック設定)を利用しています。
【B】回答形式
回答形式は、単一回答(SA)、複数回答(MA)、自由回答(FA)に分けられます。
質問の目的に合った形式を設定することが大切です。
1.さまざまなケースを想定した回答形式になっているか
・・・複数の新聞を定期購読しているケースも考えられるため、複数回答(MA)形式とします。もしくは、単一回答(SA)形式のまま、「定期購読している新聞の中で最もよく読んでいるものをお選びください」とします。
2.回答形式が質問内容に合っているか
質問文と回答形式が一致していないと、意図しないデータが含まれたり、回答者が回答できなくなることが懸念されます。
・「すべてお選びください」という質問文の場合、複数回答(MA)形式になっているか確認します。
・ひとつの選択肢にしか該当しえない場合、単一回答(SA)形式になっているか確認します。
【C】質問の順番
1.答えやすい順序になっているか
・・・修正前の場合、Q11で「使ったことがある」と答えたのに、Q12で「知らない」と答えるなど、回答ミスを誘発してしまう可能性があります。
2.質問が回答結果に影響しない順序になっているか
・・・修正前の場合、Q14で「品質がよい」「価格が安い」「好感が持てる」の回答が出やすくなる可能性があります。
【D】質問文
1.質問文は誘導尋問になっていないか
・・・修正前の場合、質問文が回答内容に影響を与える可能性があります。
2.質問文は簡潔で分かりやすいか
・・・修正前の場合、不要な情報が含まれており、意図が伝わりづらくなっています。
3.質問文は簡単な表現になっているか
特定の分野の人にしか分からない業界用語や専門用語、略語が含まれていないか確認します。
4.質問文にあいまいな表現はないか
・・・修正前の場合、本人を含むかどうかが分からないため、正確なデータが得られません。
【E】選択肢
1.選択肢は多すぎないか
・・・選択肢が多すぎると、回答者の負荷が上がり、回答の精度が低下する可能性があります。
2.選択肢に抜け漏れはないか
・数値に抜け漏れがないか
・・・修正前は「201~300円」が抜けています。
・代表的なものが網羅されているか
・・・修正前は「コンビニエンスストア」が漏れています。選択肢に抜け漏れがあると、「その他」や「当てはまるものはない」に回答が集中する場合があります。
3.選択肢にダブリはないか
・・・修正前は、「流行している」と「流行っている」がダブっています。
【F】誤字脱字
1.誤字脱字はないか
異なる意図で解釈されることがないよう、誤字脱字がないか確認します。
・・・修正前は、「講義」が「抗議」となっており、意味が異なってしまっています。
【G】全体のボリューム
1.回答者に負担のない質問ボリュームか
ボリュームが多すぎると、質の高い回答データが得られない可能性があります。
アンケートの適正ボリュームについてはこちらを参考にしてください。
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