アンケート作成の手順とコツを5つのステップで紹介します。
▼STEP1.アンケートで聞くことを決める
アンケートの目的を決める
何のためにアンケートをするか目的を明確にします。
(例) サービスの改善点を知りたい。来店の理由を知りたい。
質問項目を決める
目的を踏まえて質問する項目を考えます。
質問数は最小限にとどめ5分程度で答えられるアンケートを目指します。
質問の順番を決める
似ている内容の質問をまとめたり、質問の順番を決めます。
(例) 年齢や性別などの基本情報は他の質問とは分けて聞く。
▼STEP2.質問タイプを決める
同じ内容を質問する場合でも、さまざまな聞き方があります。
どのような質問タイプがあるか実際に見てみましょう。
ラジオボタン(用意した選択肢から一つだけ選んでもらう)
「もっとも○○なもの」「主に○○なもの」などを聞くときに使います。
チェックボックス(用意した選択肢からいくつでも選んでもらう)
「○○したことがあるものをすべて」「知っているものをすべて」などを聞くときに使います。
スケール(段階で評価してもらう)
「どのくらい満足しているか」「どのくらい好きか」などを聞くときに使います。
テキストボックス(意見や感想を自由に書いてもらう)
「○○が好きな理由」「○○に対する意見や感想」などを自由に書いてもらうときに使います。
▼STEP3.質問文を用意する
質問タイプにあわせて質問文を書きます。
1~2行を目安に、誰にでも分かるやさしい文章を心がけましょう。
気を付けないと無意識にやってしまいがちな押さえておくべきポイントを紹介します。
1.ひとつの質問で、1つのことを聞く
例)あなたはこの商品をどのくらいの頻度で購入して利用していますか?
⇒購入頻度と利用頻度を聞く2問の質問に分けましょう。
2.多様に解釈できる表現は避ける
例)あなたはきちんと朝食を食べますか?
⇒「きちんと」は人によって定義が異なります。朝食を食べる頻度を聞く質問などに変えましょう。
3.誘導的な表現を避ける
例)この商品は、幅広い年代に人気があります。利用してみたいと思いますか?
⇒商品説明に「人気がある」などの誘導的な文言は不要です。回答を誘導するような文言になっていないか確認しましょう。
▼STEP4.選択肢を用意する
選択肢の数は、10~15個を目安に用意します。
回答者が「どの選択肢も選べない」ということにならないよう「その他」などを設けます。
また、選択肢は代表的なものを網羅しましょう。
代表的な選択肢が不足していると「その他」に回答が集中します。
▼STEP5.アンケートの告知前に最終チェックを行う
アンケートが完成したら、自分でアンケートに答えてみます。
誤字脱字はないか、分かりやすい文章になっているか回答者の視点でアンケートをチェックします。
1. 回答者に負担のない質問ボリュームか
2. 質問の順番は適切か
3. 質問文は誘導尋問になっていないか
4. 質問文は簡潔で分かりやすいか
5. 質問文は簡単な表現になっているか
6. 質問文にあいまいな表現がないか
7. 選択肢の数は適切か
8. 選択肢に抜け漏れやダブりがないか
アンケート作成は、手順とコツが必要です。
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